iFOREXの銘柄別スプレッド一覧｜手数料を抑えるコツも紹介

実際のスプレッドがどの程度か、また他社と比較して有利かどうかは、取引業者を選ぶ上で重要な判断材料です。
iFOREXは海外FXのスプレッド比較ランキングで19位にランクインしています。

本記事では、iFOREXが取り扱う各銘柄のスプレッドをカテゴリ別に一覧で紹介するとともに、他社との比較データもあわせて掲載しています。

さらに、リアルタイムでスプレッドを確認する方法や、スプレッドで損をしないためのポイントについても詳しく解説しています。

「iFOREXでスプレッドが狭い銘柄を確認したい」「iFOREXでの取引を検討している」という方は、ぜひ参考にしてください。

iFOREXのスプレッドの特徴

固定制スプレッドの仕組みや取引手数料がかからない理由について詳しく解説します。

個別銘柄のスプレッドを見る前に、iFOREXのスプレッドの特徴を確認しておきましょう。

iFOREXのスプレッドは固定制

iFOREXは固定スプレッド方式を採用しており、相場の変動にかかわらずスプレッドが一定に保たれるのが特徴です。

通常、スプレッドは市場の流動性や価格の変動によって拡大・縮小します。

しかし固定スプレッドなら、急な相場変動が起きてもスプレッドが広がりにくいため、取引コストを事前に把握しやすくなります。

一般に固定スプレッドは広めに設定されがちですが、iFOREXでは最小1.1pipsと、変動スプレッドに匹敵する低コストを実現しています。

相場急変時の安定性とコスト面のバランスを重視するなら、固定スプレッドでありながら高水準の低スプレッドを提供するiFOREXは、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

iFOREXは取引手数料が無料

iFOREXは取引手数料が無料で、気にすべきコストは基本的にスプレッドのみです。

海外FX業者の多くは複数の口座タイプが用意され、スプレッドが極端に低いECN口座は取引手数料がかかるのが一般的です。

一方、iFOREXは口座タイプが一種類のみなので、スプレッドが極端に低い口座がない代わりに、取引手数料がかかる口座タイプはありません。

取引手数料を気にする必要がなく、コストをコントロールしやすいのも魅力の一つです。

ただし、iFOREXではスキャルピングが禁止されています。

スキャルピングは不当な利益をもたらす行為として禁止されており、発覚すると出金拒否や口座凍結などのペナルティを科せられる場合があります。

お客様は、市場濫用と定義される方法またはその他の不正な方法で取引プラットフォームを使用したり、注文をしたり、取引を開始したりしないことに、同意します。これには時間差取引やサーバーの遅延の利用、価格操作、時間操作、スキャルピング、他のすべての不法行為、お客様に不当な利益をもたらす行為、もしくは当社が本契約の範囲外で独自の裁量により不適切、もしくは不公正とみなした行為が含まれます。
引用：取引規約｜7.1.14.

スプレッドが安定しているiFOREXはスキャルピング向きですが、禁止行為なので行わないよう注意してください。

iFOREXのスプレッド一覧｜通貨ペアから商品、株価指数まで

スプレッドの狭い銘柄を見つけたり、気になる銘柄のスプレッドをチェックしたりしてみてください。

ただし、スプレッドは状況によって変動するので、取引する際には必ずリアルタイムのスプレッドを確認しましょう。

メジャーFX通貨のスプレッド一覧

iFOREXが扱うメジャーFX通貨のスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	スプレッド (pips)
EUR/USD	1.1
USD/JPY	1.4
GBP/USD	2.0
AUD/USD	2.0
NZD/USD	2.0
USD/CAD	2.0
USD/CHF	2.0
EUR/GBP	2.0
EUR/JPY	2.0
GBP/JPY	3.2
AUD/JPY	2.5
NZD/JPY	3.1
CAD/JPY	3.0
CHF/JPY	2.7
USD/SGD	4.0

iFOREXのスプレッドは、固定スプレッド制としては比較的狭く、特にEUR/USD（1.1pips）やUSD/JPY（1.4pips）は良心的な水準です。

一方で、GBP/JPYやNZD/JPYなど一部はやや広めですが、これは固定スプレッドの特性とも言えます。

値動きが激しい局面でもコストが読みやすいため、予測可能な取引環境を求める中長期トレーダーに適した設計です。

マイナーFX通貨のスプレッド一覧

iFOREXが扱うマイナーFX通貨のスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	スプレッド (pips)
EUR/AUD	3.0
EUR/CAD	3.0
EUR/CHF	3.0
EUR/NZD	4.0
GBP/AUD	4.0
GBP/CAD	3.0
GBP/CHF	3.0
AUD/CAD	3.0
AUD/CHF	3.0
AUD/NZD	3.0
CAD/CHF	4.0
NZD/CAD	3.0
NZD/CHF	3.0

iFOREXのマイナー通貨ペアのスプレッドは、固定スプレッドとしては比較的安定しており、多くが3.0pipsに収まっています。

EUR/NZDやGBP/AUDなど一部は4.0pipsとやや広めですが、マイナー通貨の特性を考えれば許容範囲です。

エキゾチックFX通貨のスプレッド一覧

iFOREXが扱うエキゾチックFX通貨のスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	スプレッド (pips)
USD/CNH	40
USD/DKK	25
USD/NOK	20
USD/HKD	25
USD/HUF	35
USD/ILS	30
USD/INR	80
USD/MXN	90
USD/PLN	15
USD/SEK	30
USD/ZAR	10
USD/BRL	10.3
USD/TWD	77
EUR/CNH	45
EUR/DKK	25
EUR/HUF	41
EUR/ILS	40
EUR/INR	12
EUR/NOK	37
EUR/PLN	24
EUR/SEK	38
EUR/ZAR	10.9
GBP/DKK	26
GBP/HUF	70
GBP/ILS	60
GBP/NOK	50
GBP/ZAR	30
AUD/HUF	40
AUD/ILS	30

iFOREXのエキゾチック通貨ペアは、全体的にスプレッドが広めで、通貨によって差が大きいのが特徴です。

これは流動性の低さや価格変動の大きさが影響しており、ある程度のコストを見込んだ取引が前提となります。

メジャー通貨やマイナー通貨に比べて価格変動が大きい傾向にあるため、取引経験を積んだ上で挑戦するのがおすすめです。

貴金属（金・銀）のスプレッド一覧

iFOREXが扱う貴金属（金・銀）のスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	スプレッド (pips)
金	58.00
金 (EUR)	59.00
銀	3.30
銅	0.38
パラジウム	700.00
白金	438.00

貴金属の中では、銀と銅のスプレッドが非常に狭くて取引しやすい水準です。

一方、パラジウムや白金は広い傾向にあるため、慎重にトレードする必要があります。

金のスプレッドは標準的なので、安定した価格・コストでの取引が期待できます。

商品、エネルギーCFDのスプレッド一覧

iFOREXが扱う商品、エネルギーCFDのスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	スプレッド (pips)
砂糖	1.10
コーヒー	43.00
大豆	71.00
ココア	3,500.00
コーン	44.00
綿	6.60
小麦	27.00
WTI原油	3.70
ブレント原油	3.50
ガソリン	0.41
ヒーティングオイル	0.35
天然ガス	0.93
EU 天然ガス	19.00

ガソリンやヒーティングオイル、天然ガスのようなエネルギー関連商品は非常に狭い傾向にあります。

一方で、ココアのスプレッドが極端に広く、取引のコスト負担が大きいため注意が必要です。

メジャー仮想通貨のスプレッド一覧

iFOREXが扱うメジャー仮想通貨のスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	ティッカー	スプレッド (pips)
ビットコイン	BTC	13,050.00
イーサリアム	ETH	636.00
バイナンスコイン	BNB	1,345.00
ソラナ	SOL	88.30
リップル	XRP	2.34
カルダノ	ADA	0.30
ドージコイン	DOGE	0.34
柴犬コイン	SHIB	0.01
ポルカドット	DOT	3.65
アバランチ	AVAX	34.40
ライトコイン	LTC	48.20
チェーンリンク	LINK	11.50
ステラ	XLM	0.26
イーサリアムクラシック	ETC	13.90
ユニスワップ	UNI	4.32
トロン	TRX	0.24
テゾス	XTZ	0.37
ネオ	NEO	5.85
ファイルコイン	FIL	1.84
インターネットコンピューター	ICP	4.69
オプティミズム	OP	1.12
アービトラム	ARB	0.59
マントル	MNT	0.37
スタックス	STX	0.45

ビットコインやイーサリアムなど主要通貨はスプレッドが非常に広く、特にBTCは取引コストが高い傾向にあります。

一方で、カルダノや柴犬コイン、トロンなどのアルトコインは狭いスプレッドで、コストを抑えた取引が可能です。

ただし、仮想通貨はFX通貨ペアに比べて価格変動が激しいため、リアルタイムのスプレッドを確認した上で、慎重にエントリーする必要があります。

株価指数のスプレッド一覧

iFOREXが扱う株価指数のスプレッドを一覧表にまとめました。

銘柄	スプレッド (pips)
米国30	620
米国500	116
米国テック100	419
ドイツ40	355
イギリス100	307
フランス40	300
ヨーロッパ50	380
香港50	2,350
中国SSE	151
日本225円	1,480
日本225米ドル	3,140
インド NIFTY 50	1,600
インド NIFTY Bank	1,266
BSE SENSEX	4,536
台湾指数	966
韓国 200	14
オーストラリア200	419
イタリア40	2,020
スペイン35	700
スイス20	416
オランダ25	180
ギリシャ20	1,692
サウジ全株指数	1,298
ブラジル 60	3,200
メキシコ 35	4,150
南アフリカ40	3,470
VIX	22.1
米ドル指数	3.1
FANG+	676
日本100	68
日本400	1,000
中国SZSE	456

米国や欧州の主要株価指数は比較的中〜高めのスプレッドですが、香港や日本225、インド、ブラジルなどの新興市場指数は非常に広く、取引コストが高い傾向にあります。

特にBSE SENSEXや南アフリカ40、メキシコ35などは非常に広いスプレッドで、リアルタイムのスプレッドを確認して慎重な取引判断が求められます。

一方、VIXや米ドル指数のスプレッドはかなり狭く、比較的取引しやすい水準です。

株式のスプレッド一覧

iFOREXが扱う株式のスプレッドを国ごとに一覧表にまとめました。

iFOREXは株式銘柄の取扱数が豊富なので、株式CFDのトレード専用で口座開設するのも一つの手です。

また、株式銘柄は会社の業績などの影響を受けることから、相場の判断材料が多い傾向にあります。

iFOREXのスプレッドと他社のスプレッドを比較！

iFOREXのスプレッドを競合他社と比較します。

通貨ペア	iFOREX （DD方式）	XMTrading KIWAMI極口座 (STP方式)	IS6FX プロゼロ口座 （STP方式）	FXGT プロ口座 （STP方式）
EUR/USD	1.1	1.0	1.28	0.7
GBP/USD	2.0	1.4	2.06	0.8
AUD/USD	2.0	1.3	1.29	1.3
USD/JPY	1.4	1.3	1.61	0.8
USD/CAD	2.0	2.3	1.76	0.8
EUR/GBP	2.0	1.9	0.94	0.8
EUR/CHF	3.0	3.0	2.35	1.0
NZD/USD	2.0	2.0	1.92	1.4
USD/CHF	2.0	1.7	1.23	1.2
EUR/JPY	2.0	2.2	3.09	1.7
GBP/JPY	3.2	3.0	3.64	1.7
EUR/AUD	3.0	3.3	2.99	1.7
GBP/AUD	4.0	3.6	1.42	1.8
EUR/CAD	3.0	2.7	5.4	1.8
GBP/CAD	3.0	4.3	3.44	1.7

iFOREXはDD方式を採用しているため、ECN方式を採用している他社と比較すると、スプレッド面ではやや不利に見える傾向があります。

ただし、DD方式は市場が荒れても急変動が起こりにくく、コストを予測しやすいのが魅力です。

スキャルピングには不向きですが、スイングトレードで計画的な利益を狙う際には適しています。

iFOREXでリアルタイムのスプレッドを確認する方法

ここでは、iFOREXでリアルタイムのスプレッドを確認する方法をPC・スマホの画像付きで解説します。

iFOREXはMT4やMT5、TradingViewに対応しておらず、利用できるのは独自のWebトレーダーまたはスマホアプリです。

Webトレーダーはオンライン上で使えますが、スマホアプリはインストールが必要なので、こちらの公式サイトからインストールしてください。

タップしてタブを切り替えられます

iFOREXのスプレッドで損しないために知っておくべきこと

単純なスプレッドだけを見てエントリーすると、思わぬところで損する場合があります。

スプレッドで損しないためにも、上記3つのポイントを事前に確認しておくことが大切です。

スプレッドが広がるタイミングを押さえて賢く取引

スプレッドは常に変動していますが、急激に変動するタイミングを抑えて賢く取引することが利益を安定させる上で不可欠です。

市場の流動性が低い市場オープン直後や閉場間際、経済指標の発表時はスプレッドが広がりやすい傾向にあります。

スプレッドが広がると取引コストが増え、思わぬ損失につながる可能性があります。

賢く取引するにはこれらの時間帯を避け、流動性の高い時間帯を狙うことが大切です。

スプレッドが広がりやすい時間帯にトレードするのは避ける

スプレッドが広がりやすい時間帯にトレードするのは避けたほうが無難です。

FXは24時間トレード可能ですが、開いている主な市場によって流動性が変化し、スプレッドも変動します。

時間帯(日本時間)	主な市場	流動性	スプレッドの傾向	特徴
6:00〜9:00	東京市場前〜開始	低い	△ やや広い	流動性が低く、スプレッドが不安定になることがある
9:00〜15:00	東京市場	中程度	△ 安定〜やや広い	アジア時間で比較的落ち着いた動き
15:00〜21:00	ロンドン市場	高い	〇 狭い	欧州勢参入で流動性が上昇、取引しやすい時間帯
21:00〜翌1:00	ロンドン＋NY	非常に高い	◎ 非常に狭い	最も流動性が高くスプレッドも最小化されやすい
1:00〜6:00	NY市場〜終了	徐々に低下	△ やや広い	取引量が減り、スプレッドも不安定になりやすい

日本時間の6時〜15時はスプレッドが広がりやすく、翌1時〜6時も広がる傾向にあります。

反対に15時から翌1時まではロンドン・NY市場がオープンになるため流動性が高く、スプレッドが広がりにくい時間帯です。

スプレッドが狭い＝必ずしも取引コストが安いとは限らない

スプレッドが狭いと取引コストも低いとされがちですが、それだけで総合的なコストが安いとは限りません。

実際の取引では、スリッページやスワップポイントなど、他の要素もコストに大きく影響します。

例えば、相場の急変時や流動性の低い時間帯にはスリッページが発生し、希望価格での約定が難しくなるケースも少なくありません。

さらに、ポジションを翌日に持ち越す場合にはスワップポイントが発生し、マイナススワップであれば追加コストとして考慮する必要があります。

iFOREXのスプレッドについてのよくある質問

iFOREXのスプレッドについてのよくある質問をまとめました。

iFOREXのスプレッドに関する疑問や不安が残っている方は、ぜひチェックしてみてください。

iFOREXのスプレッドは固定ですか？変動ですか？

iFOREXのスプレッドは基本的に固定スプレッドです。

これは相場が急変してもスプレッドが大きく広がりにくいため、取引コストの安定性を求めるトレーダーにとって安心感があります。

ただし、市場の極端な混乱時には多少の変動が生じる可能性があることを理解しておきましょう。

iFOREXでスプレッドが狭い通貨ペアはどれですか？

iFOREXでスプレッドが狭い通貨ペアは、USD/EURやUSD/JPYなどの主要通貨ペアです。

固定スプレッドを採用するiFOREXは、変動スプレッドに比べて広がりやすい傾向にありますが、主要通貨ペアは変動スプレッドに匹敵する狭さを実現しています。

一方でマイナー通貨ペアはスプレッドが広くなる傾向があるので、取引したい通貨ペアのスプレッド状況は事前に確認しておくのがおすすめです。

iFOREXの約定力やカバー率はスプレッドに影響しますか？

iFOREXの約定力やカバー率は、スプレッドの安定性に大きく関係しています。

約定力が高いほど、ユーザーの注文が希望した価格で成立しやすくなり、スリッページを抑えることでスプレッドの変動も抑えられます。

また、iFOREXはDD方式を採用しており、すべての注文をインターバンクに流さず、独自のカバー戦略でスプレッドの安定性を保っているのが特長です。

そのため、相場が急変してもスプレッドが広がりにくく、固定スプレッドを維持しやすい取引環境となっています。

iFOREXはスプレッドの特徴を活かして取引しよう

iFOREXのスプレッドは固定制で、相場変動の影響を受けにくく、スプレッドが広がりにくいのが特徴です。

固定制のスプレッドは広めに設定されがちですが、iFOREXは最小1.1pipsと、変動スプレッドに匹敵する低コストを実現しています。

また、取引手数料は一切かからないため、コストをコントロールしやすいのも魅力の一つです。

固定制とはいえ流動性が低下するタイミングや経済指標発表時前後は、スプレッドが広がる傾向にあります。